カラーセラピーって何?!
カラーセラピーとは
カラーセラピーとは色を使った心理療法です。
好きな色を選んだり、効果的な色彩を生活に取り入れることにより心や体を元気にしてくれます
あなたが無意識に選んだ色には、あなたの性格や心身の状態が映し出されているんですよ。
カラーセラピーは、日本語で「色彩治療法」など呼ばれています。
色彩学と心理学を基礎とした「癒しの科学」です。
カラーセラピーの歴史
その歴史は非常に古く、古代文明の時代から利用されていて、主にエジプトや中国などで行われてきました。
古代エジプトの寺院では、病気の治療が行われることがあり、それぞれ違う色の日差しが差し込むように調整された部屋が役立てられていました。
古代中国でも、特定の病気の患者を紫色のじゅうたんの上に寝かせて治療を行い、苦痛を和らげていたという記録が残っています。
このような歴史を持つカラーセラピーが、再び注目されるようになったのは、1970年代以降のことです。
また、医学的な実験では、青色は血圧を下げ、脳波にも影響を及ぼすことが明らかになっています。
現在では、このようにカラーセラピーの科学的な裏付けが様々に実証されています。
カラーセラピーの原理
色を選んだ時、そこにはあなたの心が表れます。
たとえば、あなたの心がつらい状態にあるとき、無意識につらい感情をはき出すことができる色を選びます。
それは、涙のような青色かもしれません。煮えたぎるマグマのような真っ赤な色かもしれません。
逆にあなたの心が幸せな状態のとき、そのしあわせを増幅させることのできる色を選びます。
そのときに、心が心地よい色を選んでいます。
色彩は心に刺激を与え、感情を豊かにします。
感情がマヒしたり、うまく感情を表現できなくなると、大きなストレスとなります。
ストレスは病気につながる危険なもの。色を通して感情を表現することにより、心にたまったストレスとうまく付き合えるようになります。
色は右脳で選ぼう
心の状態にそって色を選ぶのは右脳の働きであり、左脳の役割は合理的・目的にそって色を選ぶことです。
昨日は何色の服だったから今日はこの色とか、この色の横にはこの色がバランスがよいとか、それらは左脳の働きです。
実生活では左脳の働きが強くなるので、カラーセラピーのときはできるだけ右脳で色を選ぶようにしましょう。
右脳を使う簡単な方法は、左手を使うことです。
できるだけリラックスして、まわりのことは何も考えず、直感で気になる色を選んでみましょう。
カラーセラピーと生理現象
体調への影響が大きい心臓の動きや体温などは「自律神経」によって調整されています。
「自律神経失調症」ということばを聞いたことありませんか?
これはストレスなどにより、自律神経の機能が低下する症状です。
自律神経は意識して操作できるものではありません。
しかし、この自律神経です。
色により影響を受けることがわかっています。
自律神経には
・活動する神経の「交感神経」
・休息する神経の「副交感神経」
の2つがあり、必要に応じて切り替わって働いています。
自律神経失調症とは、この交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできない症状です。
色は「暖色系の色」と「寒色系の色」にわけることができますが、暖色系の色は交感神経を活発にさせ、寒色系の色は副交感神経を活発にさせます。
暖色系の色(赤や黄)
交感神経を刺激する→心身を活動的な状態にする
寒色系の色(青や紫)
副交感神経を刺激する→心身を休息する状態にする
色を暖色系と寒色系にわけた場合、暖色系は「動」的な心の状態、寒色系は「静」的な心の状態と結びつくことが多いようです。
カラーセラピーで選んだ色から心が「動」的な状態を欲しているのか「静」的な状態を欲しているのかがわかります。
人間の自己治癒力
人間には自己治癒力があり、心は今、必要な色を知っています。
心が欲するままに色を与え、心が欲するままに色を使う。
これがカラーセラピーの原理となります。
カラーセラピーと美容について
パーソナルカラーという言葉をご存知ですか?
人それぞれ、違う肌の色や瞳の色、髪の色などを基準に、その人の容姿を最も引き立て、調和する色のことを言います。
パーソナルカラーを正しく選び、メイクや服選びに取り入れることで、瞳がより生き生きと健康的に見えたり、唇がより一層魅力的になったり、明るく若々しいイメージを与えたりできます。
最後に
カラーセラピーと一口に言ってもたくさんの種類があります。
こちらではカラーセラピーの効果について書いております。
ご興味のある方は一度目を通してみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。